魅力的なフィクション
2024/10/24
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人間は魅力的なフィクションを信じてしまう。そうあってほしいと強く願うがゆえに、真実だと思いこんでしまう。魅力的なフィクションが作られるのは、解決策が必要だが、できることが限られている場合などに起こる。
例えば、宗教だ。宗教は昔にできたもので、昔は飢饉や災害が起こったときは「神」に祈りを捧げて、天に祈りをするしかなかった。それは、科学的に客観的に考えるとありえないことであるが、人々ができることはそれしかなく、金銭的に自分の命においても、藁にもすがる思いで、なにかを信じるしかなかったからだ。そういった、極限の状況に置かれると、人間は「普通で考えたらおかしいものなのに、簡単に信じてしまう(信じたい→信じてしまう)だ。
例えば、お金の詐欺だったりだ。お金をパチンコだったりで使い切ってしまった人が、生活に困窮し、藁にもすがる思いで、闇金にお金を借りたりする。これは、極限な状態だからこそ、人はそういうありえないものにも信じてしまう。これが魅力的なフィクションである。
だから、しっかりとこれに騙されないように、しっかりと自分というものを作っていく必要がある。